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伊万里焼
葉山有樹作
高さ29.5cm
径 16.2cm
唐草はエーゲ海の島で興ったミノア文明の産物です。
古代エジプトのロータス文様が、クレタ島に伝わり、青銅時代のミノア文明の独特な植物文様に変容した「カレマス陶器」にその源を見ることが出来ます。唐草のつるは、葡萄のつるを写したものと考えられ、絡まりくねって、終わりがないところから、連綿と繰り返される蘇生の力を象徴するようになりました。
紀元前334年に、ギリシアの覇者となったアレクサンドロス大王が東方遠征を行ったときに、印度の近くまで東進したギリシア兵によってもたらされた植物文様は、仏教とともに中国、日本へと伝えられ、唐草と呼べるようになったのです。
鳳凰は凍てつく冬を春一番が吹き飛ばすイメージを、大鳥の羽ばたきとみなした想像力が生んだ聖獣です。東風は、やがて恵みの雨をもたらし、五穀を豊かに実らせます。
豊(フォン)は鳳(フォン)の音が近いところから、鳳の意味を推測することも可能でしょう。
当作品は、唐草、鳳凰という吉祥文を緻密に描き金彩を施しました。
作品解説 葉山有樹氏