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博多人形師
国崎正行作
高さ24.5cm
「松風」は恋慕哀傷の曲である。在原行平中納言が須磨の浦に配流にあった三年間、松風と村雨の姉妹はその寵愛を受けた。
やがて行平との別れが訪れるが、その寵愛を忘れえぬ二人は亡霊になっても、秋の夜に月光に濡れて夜汐を汲んでは行平を恋い、磯馴れ松を見ては行平かと疑い、形見の烏帽子狩衣を着て狂乱の舞を舞う。
卑しい身分でありながら、姉妹して行平を恋い慕う純情は、名勝須磨の浦の秋月を得て、能「松風」という格調高い詩劇になった。