国崎正行

Home > 国崎正行

人形師 国崎正行 略歴

博多人形師 国崎正行 博多人形 国崎正行作 博多人形 国崎正行作 博多人形 国崎正行作 博多人形 国崎正行作 博多人形 国崎正行作














色へのこだわり

国崎正行先生は、博多人形師で兄でもある信正氏に師事したことが人形師としての第一歩です。

現在信正氏と同じく「能人形師」という位置付けですが、その道を選んだ理由に「色へのこだわり」が大いにあると話していました。それはまだ学生の頃、美術の師に、たくさんの色を使って絵を描くことの楽しみを教わり、そしてまた色彩の無限性や色がもつ意志性に強く惹かれ、それ以来色彩に対する強い関心をもつようになったそうです。

しかし入門した当初、兄・信正氏ともども能人形は創っておらず、兄の人形を手本に作品を創っていたそうです。自分のつくりたいという意志とは違うところから出来上がった作品を写し取る日々・・・しかし、いろんな人形師さんの作品と出会ううちにやがて心境の変化が訪れます。「人とは違う自分の顔を作りたい、一流のものを作りたい」との思いが強くなり、能人形に自然と目が行くようになったそうです。能人形は、能は約束事が多く人がやりたがらないものでしたし、なによりも自分の潜在意識の中に植え付けれた『色』への執着心が大きく影響しました。

そうして独立。兄・信正氏も同じくして能人形を手がけるようになり、お互いをよきライバルとして常に競い合ってきました。兄の作品を見て、「自分ならこうする」とイメージを形つくる。自分の考え方をしっかり持って、日々の積み重ねを大事に作品を作る。例えば赤という色を、若いときは人形に合わなくても強引に塗ったが、試行錯誤を繰り返すうちに、しだいに塗った瞬間に色のバランスが解るようになったそうです。「出来るようになるのは、そのことをいつも考えているから。常に向上心をもって作品を作りたい」。正行先生は、いつもそう思いながら制作に励んでおられます。 これからますますヒートしそうな博多人形師のひとりです。


昭和24年 福岡生まれ 昭和41年 博多人形師国崎信正に師事 昭和46年 独立      研修生展一部より 「巴」 入選 研修生展一部より 「紅葉狩」 入選一席 昭和47年 研修生展一部より 「船弁慶」 与一賞受賞 昭和52年 博多人形新作展 「羽衣」 福岡経済局長賞受賞 昭和59年 博多人形新作展 「井筒」 福岡市長賞受賞 平成4年 博多人形新作展 「卒塔婆小町」 博多人形商工業組合賞受賞 平成8年 新製品開発展 「花車雛」 銅賞受賞 平成9年 福岡県伝統的工芸品展 「船弁慶」 商工組合中央金庫賞 平成10年 博多人形新作展 狂言「靱猿」 内閣総理大臣賞受賞 平成11年 新製品開発展 「花の香り雛」 優秀賞受賞 平成15年 新作博多人形展 「卒塔婆小町」東京都知事賞      福岡県伝統的工芸品展 「初舞台」NHK福岡放送局長賞 平成16年 福岡市技能優秀者認定      福岡県伝統的工芸品展 「雛の宴」福岡市長賞  平成17年 福岡県伝統的工芸品展 「羽衣」 読売新聞社賞 伝統工芸士 福岡市技能優秀者

個別記事へ