白水英章

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人形師 白水英章(しろうず ひであき) 略歴

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少年の姿を人形に重ねて

白水英章先生の人形には「純朴」という言葉がふさわしい。まろみのある線や土の風合いをいかした彩色に、素直にこころが吸い込まれていくようです。

その特色がよく表れているのが童ものの人形。とりわけ、本来は大人が演ずる狂言を子供に見立てた狂言ものは本当にかわいらしい。

キャッキャとこえが聞こえてきそうな作品。いたずらっぽく紅潮した頬。なんのよどみもない透き通った眼。特に子供特有の肌質は、胡粉を何層にも重ねたあとに胡粉をスポンジで打ち込み仕上げます。とにかく、袴がゆたう形にまで愛くるしさが漂うのです。

動きや表情は、白水先生のお子さんを参考にされたそうです。子細に観察し、大人との骨格の違いまで考慮した造形もまた、白水先生の作品の魅力です。

「子供はそれでけでも良い顔をしているでしょう。嘘がない。自分自身も通ってきた道だから、気持ちを入れやすい」。さりげない仕草も自在な表情も、思いに潜む体験が生きています。

白水先生の家系は、博多祇園山笠人形制作のため京都より来博した小堀家に、初代の仁作(文化七年没)が士分を捨てて山笠制作の手伝いを始めたのが人形師としての始まりで、 能人形の名手といわれた八郎や父・正興氏など代々優れた人形師を輩出してきたことでも知られています。

白水英章先生は八代目にあたり、若手に数えられますが、使う技法は代々伝えられた伝統にのっとたもの。古きに習いながら、新しい息吹に満ちた作品を世に送り出しています。


昭和38年 福岡生まれ 昭和59年 父白水正興氏に師事      博多人形研究生「与一賞展」 特選 昭和61年 博多人形研究生「大丸展」 人形組合理事長賞 昭和62年 博多人形研究生「大丸展」 福岡市美術展奨励賞 昭和63年 博多人形研究生「大丸展」 農林水産局長賞福岡県展 入選 博多人形研究生「与一賞展」 与一賞 平成元年 西部工芸展 入選(以後八回入選・入賞) 平成2年 日本伝統工芸展 入選 伝統工芸人形展 入選 平成3年 伝統工芸人形展 入選 平成4年 伝統工芸人形展 入選 西部工芸展 福岡県知事賞(夕映) 平成5年 日本伝統工芸展 入選 平成7年 西部工芸展 沖縄県知事賞     伝統工芸人形展 入選 平成8年 日本伝統工芸展 入選 日本工芸会 正会員認定 平成9年 伝統工芸人形展 入選 日本伝統工芸展 入選 平成10年 西部工芸展 入選 日本伝統工芸展 入選 伝統工芸人形部部会展 入選 平成11年 西部工芸展 入選 平成12年 西部工芸展 正会員賞(神楽舞う) 伝統工芸人形部部会展 入賞 平成13年 西部工芸展 入選 日本伝統工芸展 入選 平成15年 西部工芸展 KAB熊本朝日放送賞(菊の雫) 平成16年 西部工芸展 大分県知事賞(靭猿)

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