日本伝統工芸展:3世代同時入選 中村清六先生一家

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日本伝統工芸展:3世代同時入選 中村清六先生一家

中村清六先生と先生の長女恵美子さん、孫清吾さんが日本伝統工芸展で同時入選されました。
以下毎日新聞2006年9月8日記事より

日本伝統工芸展:3世代同時入選 有田町の陶芸家、中村さん一家 /佐賀


 ◇新たな創作意欲燃やす


 有田町の陶芸家一家、中村清六さん(90)=県重要無形文化財=と長女の恵美子さん(59)、孫の清吾さん(30)が、今年度の第53回日本伝統工芸展にそれぞれ入選した。同展での親子3世代同時入選は珍しく、3人は新たな創作意欲を燃やしている。
 同展は日本伝統工芸技術の継承と新たな文化創造を目指して1954年に始まった中央展で、以後毎年開かれている。
清六さんは71年の第18回展以後はほぼ毎回入選し、96年には入賞(NHK会長賞)した。清吾さんは02年に初入選し、今回で連続5回入選。恵美子さんは初めての入選。
入選作品は、清六さんが白の光沢にしっとりした深みを持たせた艶(つや)消し釉(ゆう)の「白磁艶消鉢」。清吾さんは口縁から胴にかけて鋭角的に縁を仕上げた大物の「白磁鉢」、恵美子さんは青い吾須(ごす)を和紙に染(し)みさせて文様を描いた「和紙染鉢」。
清吾さんは「磁器の温かさと鋭さの特徴のうち、今回は鋭さの方を選んだ。これを励みにより修業を積んでいきたい」。恵美子さんは「なんとか行けたなあ、との感じだが、作品の良しあしは皆さんが決めてくれる。自分のペースで今後も精進したい」。清六さんは「3人が入選したのは『よかった』の一言です。2人には、作陶は自分の子供をつくるよう自分の分身と思って臨むようアドバイスしている。私自身は、体力の続く限り出品し、行けるところまで行きたい」と語った。