九谷焼 米久和彦 略歴

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九谷焼 米久和彦 略歴

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米久先生の工房は小松空港から車で15分ほどの静かな環境にある。先生は39歳、奥様も焼き物を作る。

「細密赤絵」専門で、「飯田屋」風の綿密な作風と金襴手(金を塗って象牙の箸で掻き落とす)「永楽」風の二種類を作り、赤絵の割合は先生の作品の99%を占める。

何故、赤にこだわるのかは、赤がおめでたく、その上に吉祥の文様を描くことにより、益々おめでたいから。制限のある中で作成するのに惹かれ、大学で油絵を専攻していた時も、色をたくさん使うよりも、デッサンの白と黒だけの制限された世界が好きだった。

金彩にもこだわる。金彩の焼成温度は720度と他の作家より高い。低いと剥げ易くなるためだ。そのかわり、金が通常も収縮するため金の量は他の作家より多い。そして焼成は1回のみ。何回も焼くと金が赤に吸い込まれるのからだそうだ。金はいずれかは、はげるが、はげるまで使ってもらえるのが、作家として嬉しいとのこと。そう言って、いずれ剥がれてしまうかであろう金を何遍も塗っては象牙で掻き落とし磨いていく。

九谷で細密赤絵を作成する作家は10人。そのほとんどが50歳以上で、こうした地味な作業の連続で根気の要る仕事を受け継ぐものは少ない。そうしたなか、細密赤絵を21世紀に受け継ぐ数少ない若手作家の一人として是非注目していただきたい。



平成2年 金沢美術工芸大学美術学科(油絵)卒業 平成4年 石川県立九谷焼技術研修所 専門コース卒業 平成6年 香林坊大和にて「グループ楽」作陶展(以降五回開催) 平成8年 米久窯を自立、自営の道に入る 平成10年 丸八製茶場本店にて「赤絵夫婦展」開催(以降四回開催) 香林坊大和にて「陶四人展」開催(以降二回開催) 平成11年 兼六園大茶会工芸作品公募展 奨励賞受賞 使ってみたい北の菓子器展 入選 高槻松坂屋にて初の個展開催 平成12年「茶房一笑」にて「赤絵夫婦展」開催 平成13年 香林坊大和にて県内初の個展開催              以降全国各地で個展開催

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