九州国立博物館に中村信喬作「長崎幻影」が収蔵されました
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九州国立博物館に中村信喬作「長崎幻影」が収蔵されました
九州国立博物館に中村信喬作「長崎幻影」が収蔵されました
以下西日本新聞【2006年6月10日】より

九州国立博物館(太宰府市)に贈るために福岡市中央区の博多人形師、中村信喬さん(日本工芸会正会員)が制作していた「長崎幻影」が完成した。作品は、古伊万里の壺を手に、長崎の港を見下ろすオランダ人の人形。国博誘致と支援の先頭に立ってきた「九州国立博物館を支援する会」(有吉林之助会長)が、解散の記念として十日に贈呈する。
支援する会は、一九八八年「九州アジア国立博物館を誘致する会」として発足。米国のスミソニアン博物館など各国の博物館を視察し、ボランティア支援の在り方などを提言。九州国博開館を推進する市民運動を幅広く繰り広げてきた。役割を終え、太宰府天満宮境内で同日解散式を行い、国博に人形を贈呈する。
「長崎幻影」は、高さ約三十五センチ。帽子にマント姿のカピタンが、出島から輸出する古伊万里を手に故国をしのんでいる姿。素焼きした人形全体にプラチナを塗った上から彩色し、奥行きのある色を出した。「江戸時代の文化交流を地元博多の伝統工芸で作品化した国博にふさわしい作品」として制作した。
「ヨーロッパの模倣品だけで現存しない古伊万里の名品を手にさせ、支援する会の志を語り継ぐ作品にした」と中村さん。支援する会事務局長の川添廣志さんは「すばらしいものができた」と喜んでいる。
→中村信喬